フェイスブック障害から考えるDNSの問題

FacebookやInstagramが6時間以上使えなくなり、世界中で影響が出ました。
ネットワークトラフィックを調整するルーターのメンテナンス中にBGPアドバタイズメント(経路制御プロトコル伝達)が無効になり、データセンターとネットの接続が完全に切断されたのが原因のようです。

インフラとして不可欠な存在となったインターネットはまだ、小さなミスが大きな影響を及ぼす状況です。

FacebookのBGP障害と同様に、アプリケーション層(OSIモデル)の障害でも大規模な影響を与えるものにDNS(ドメインネームシステム)があります。
Slackや楽天モバイルで起こった障害もDNSサーバが原因です。
1987年に登場したDNSは、その障害影響力はアプリケーション層の中では高く、ハッキングの対象や障害点になりやすいものとなっています。

それをブロックチェーン技術が解決しています。
DNSサーバが原因の接続障害は起こりにくくなり、負荷をかけてシステムをダウンさせるサイバー攻撃も難しくなります。

データベースは情報の持つ秘匿性と改ざん性をわけて考える、新しい世界に入ってきました。

仮想通貨の中核技術として注目されたブロックチェーンですが、それだけに留まらない活用が求められてます。

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